これが出来ないと辛い

一件人工的に作られた壁のあちこちにあるホールドを使って、少しずつ上を目指していきます。この時大事なのは、やはり登り方がきちんと基本に則っているかどうかということだ。もちろんだが、独学でなんとかなるほどボルダリングは甘いモノではありません。見ていれば分かりますが、簡単に登れそうだなと思っても実は少し挙がるだけで次の動作に困ってしまい、すぐに落ちてしまうの連続だったりする。これだと運動に自信のある人だったらなおのこと凹んでしまうかもしれません。

ですが初心者であればそれが普通ですし、いかに他の競技に精通しているとしても、領分が異なれば基本的にどのような動作をしなければならないのかは全く違ってくるものだ。要するに登り方にもコツは存在していますし、守らなければならないテクニックという名の動作に準じていないと登り切る事もできません。これが出来てようやく楽しみ方が理解できますが、それを体験できないで止めてしまう人も多いとよく聞く。楽して壁をよじ登れれば誰も困らない、そんなことが出来たら本当に日本人は全員忍者説を信じたくなってしまう。

何かこうしなければならない、というものはありますがそれも自分なりのやり方に後々変更して問題ありません。ここでは一般的な動作を簡潔に紹介していこう。

基本的な動作

足元の確認を怠らない

これは書く必要もないかもしれませんが、ボルダリングをする上で大事な動作はきちんと『自身の足元を見る』ことです。普段歩いていると足元に何があるのか、なんて気にしない人が多いと思います。たまに足元を大きなカエルがどう見ても周辺に水場がないのにどこから現れたとばかりにヌッと出てくることもある。よく見ていないとカエルを踏んづけているところでしたが、ボルダリングでも足元をきちんと見るのはそれだけ重要ということだ。

ホールドしかない不安定な足場で、きちんと体重を支えるためにバランスを取る時に足場を目視しないのは基本以外のなんでもありません。また自身の体重をしっかりと乗せられるホールドを見極めるというのも大事なので、足元をきちんと見ることを忘れないようにしたい。

つま先立ちを意識する

ホールドは地べたと比較にならないほど狭いです。なので、足全体を乗せられるようなものはないため必然と『つま先立ち』をするように移動しないとならない。これはボルダリングならではといえる、さすがに普段の歩行でつま先立ちをしていたら目立って仕方がない。たまに昼の道路の真ん中を日傘をさした女性がモデル歩きをして、後ろから来ている自動車の走行を邪魔しているのを見かけることもあります、つまり迷惑じみた行動もボルダリングには必要だということです。

流石にそんなことを悠長に考えている暇もないですが、爪先立ちだと身体の向きをホールド上で自由に変えられるという利点もある。だからこそ覚えたい動きとなっているので、足の置き方に気を配ってみよう。

足から手、足から手といった具合に登っていく

よじ登る際、ただ手を上部へと持っていくのでは上手に登り切れない。ボルダリングの際、登り方のコツとしては『はしごを登る』ようなイメージで上がったほうがいいと言われている。最初は意識しないと無理ですが、慣れてくるとこの動作が一番しっくり来ます。腕の力だけで登らなければならない場面もありますが、足場があるときはきちんと乗せてからはしごしよう。腕を鍛えたいという人はそのまま懸垂のようにボルダリングするのもいいかもしれませんが、腕が後からとんでも無いことになるのでご注意下さい。

腕はしっかり伸ばす

腕の力もボルダリングでは大事ですが、ただ腕力だけあればいいというものでもない。ホールドを掴んでいる時、下手に腕を曲げないでしっかりと伸ばしていれば不慮に落ちることも無くなる。落ちないよう支えているつもりだが、腕を伸ばしているかどうかで落ちる可能性もかなり低くなるので、なるべく伸ばすようにしよう。

届かないホールドがあれば、足をあげる

腕を伸ばすという話ですが、伸ばしながら次のホールドを探している時に手を伸ばしていると届かない! という場面はないでしょうか。こういう時ダル○ムなら驚くくらいに伸びるのになぁとアホなことを考えている暇はないので、堅実にどうすればいいのか考えましょう。こういう時は足場、足元を見て今使用しているホールドよりも高い位置に別の足場がないかどうかを確認してもらいたい。

あったならそこへ足を上げてみると、届かなかったホールドに手が届くようになっています。足場があるので安定しているため、最初は滑りそうで恐怖心も湧き出るかもしれませんが、試してみてください。ヨーガの達人で、その内口から火を吹き出せるようにもなるかもしれませんね。

ホールド上で左右の足を入れ替える

手の場合は足場を探せばいいですが、逆に足のホールドで届かなかった場合はどうすればいいかだ。これも初心者には難しいかもしれませんが、今現在足場としているホールドの上で左右の足を入れ替えるようにすると次の足場へと届くようになる。この時もやっぱり足が伸縮自在に伸びていればとふと考えてしまいましたが、そろそろ人間離れした技から離れないといけませんね。そんなことができたらボルダリングなんてものに興じるよりも、他のことをしていたほうがよほどいいかもしれませんし。

入れ替えるときも常につま先立ちを意識してしながら行うことで、態勢を崩すこと無く登ることが出来ます。

ホールドは掴む、というよりは引っ掛ける感覚で

オランウータンを想像して下さい、別にそろそろ落ちそうだからと現実逃避をしたいわけではありません。それはそれで大事故に繋がる可能性があるので、落ちる時まで冷静さを失わないようにしましょう。そもそも落ちたくはないと思っているのは誰もが同じです、ですがホールドを使用していてもいつかは落ちてしまうので困ったものだ。

では落ちないようにするにはもう少しコツはないのかというと、これもまた基本的なことですがホールドを手で使用するときは『掴む』ではなく、『引っ掛ける』イメージで持つと良いとされている。先ほど話したオランウータンの例はそのことです、彼らは腕を掴むというよりは引っ掛けて移動しているのであれだけ長時間木の上で生活できているのです。人間は構造上そのような事は出来ませんが、ボルダリングでホールドを使用する場合には引っ掛けるように利用していると上手に上がれます。

基本的な動作として

ここで紹介したのは本当に基本的な動作となっている、他にも覚えておきたいテクニックや知っていて損はない動作も多々存在しているので、色々実践しながら自分なりにアレンジしてみるといいかもしれませんね。